刹那の輝き
2020-06-25
売り子のシンボルともいうべき花飾り。
その一つ一つには、いろんなエピソードがあります。
今回は東京ドームの売り子ゆめさんにお話を伺いました。

1年目は髪の毛のリボンや、タオルで個性を出していましたが、2年目の昨季から付け出したお花。
その裏にはどのようなエピソードが隠されているのでしょうか。
花選びのポイントは、まずエリアの先輩と被らないこと。
そして、何色が似合うかなどをお客さんからアドバイスをもらいながら探していたところ「ゆめは顔がトロピカルだから青のハイビスカスが似合うと思うよ!」という言葉が決め手となりオーダーメイド。
ブルーと白を基調とした淡く美しいハイビスカスが完成します。
花言葉は艶美な女性⭐️
ハイビスカスは、暑さには弱く、寿命が1日しか咲かない繊細な花です。
その短い間に見せる美しく開花するこの花に自分の接客を重ね合わせるのだとゆめさんはいいます。
「ビールを注ぐたった15秒の短い間ですが、お客様との時間を大切にして私の笑顔と話術で、一瞬でトリコにさせたいです!笑」

お花の存在はゆめさんを奮い立たせ、売り子へのやる気のギアを上げてくれます。
「お客様と一緒に選んでいただいたお花は、私にとって宝物です。
お花があるだけで、気分も高まるし、お客様と一緒に頑張っていると勝手に思っています!」
ようやく開幕したプロ野球。
綺麗なハイビスカスを振り撒きながら球場を動き回るゆめさんの活躍が待ち遠しい限り。
「無観客ですが、プロ野球の選手の皆さんの活躍が楽しみです。
でもやっぱり、売り子ないのは寂しい😭
売り子がいつでも出来るように毎日10キロ走って体力蓄えています!笑
早く東京ドームで売り子がしたい…!✨」
その一つ一つには、いろんなエピソードがあります。
今回は東京ドームの売り子ゆめさんにお話を伺いました。

1年目は髪の毛のリボンや、タオルで個性を出していましたが、2年目の昨季から付け出したお花。
その裏にはどのようなエピソードが隠されているのでしょうか。
花選びのポイントは、まずエリアの先輩と被らないこと。
そして、何色が似合うかなどをお客さんからアドバイスをもらいながら探していたところ「ゆめは顔がトロピカルだから青のハイビスカスが似合うと思うよ!」という言葉が決め手となりオーダーメイド。
ブルーと白を基調とした淡く美しいハイビスカスが完成します。
花言葉は艶美な女性⭐️
ハイビスカスは、暑さには弱く、寿命が1日しか咲かない繊細な花です。
その短い間に見せる美しく開花するこの花に自分の接客を重ね合わせるのだとゆめさんはいいます。
「ビールを注ぐたった15秒の短い間ですが、お客様との時間を大切にして私の笑顔と話術で、一瞬でトリコにさせたいです!笑」

お花の存在はゆめさんを奮い立たせ、売り子へのやる気のギアを上げてくれます。
「お客様と一緒に選んでいただいたお花は、私にとって宝物です。
お花があるだけで、気分も高まるし、お客様と一緒に頑張っていると勝手に思っています!」
ようやく開幕したプロ野球。
綺麗なハイビスカスを振り撒きながら球場を動き回るゆめさんの活躍が待ち遠しい限り。
「無観客ですが、プロ野球の選手の皆さんの活躍が楽しみです。
でもやっぱり、売り子ないのは寂しい😭
売り子がいつでも出来るように毎日10キロ走って体力蓄えています!笑
早く東京ドームで売り子がしたい…!✨」
自分を表す元気な橙
2020-06-22
売り子のシンボルともいうべき花飾り。
その一つ一つには、いろんなエピソードがあります。
今回はナゴヤドームの売り子もえさんにお話を伺いました。

ポイントはオレンジの花と麻と赤色の夏らしさを感じさせるリボン。
いろいろなものを試した結果、去年の6月頃に今の形に落ち着きました。
決め手は目立つ色
「お花はセブ島に行った時に一目惚れして売り子用に買って、リボンはおばあちゃんに一緒に選んでもらいました!
お花は、デイジーのオレンジ色で特に意味はなく決めましたが、目立つ色と小ぶりな大きさがお気に入りです!
大きすぎるのは女子っぽくなるため、自分のイメージに合う小さめで元気な色のものにしました!」
リボンと花の組み合わせ。売り子をしていた当時の私には思いつかなかった…
旅の想い出や家族への気持ちなどが、もえさんの花飾りには詰まっています。

巨人カラーだけど…
「色味がオレンジなため巨人ファンに間違われますが、高校野球が好きなこともあり特に決まった応援している球団はありません。
それでもやはり、巨人ファンには評判がいいです。」
そして、先述の目立つ色が効果を発揮しています。
「派手な色なので覚えてもらえることが多く、三塁側にいても一塁側から見えたから買いに来たよと言ってくださる方や、オレンジ色探してましたと言ってくださることが多くとても嬉しいです!」
売り子にとって遠くからでもお客さんが分かるということは一つの武器になります。
ビジター専門の売り子さんなんかは、チームごとに花やリボンに変化をつけるのも売り上げにつながるかもしれません。
自分がしっくりくるまでいろんな花やリボンを試してみるといいと思います。
私も旅先でお土産屋さんや現地のショップに行くと、「これ似合うかなー?」とかいっていまだに花のブローチを探しちゃいますが、これって売り子の職業病なのかも(笑)
その一つ一つには、いろんなエピソードがあります。
今回はナゴヤドームの売り子もえさんにお話を伺いました。

ポイントはオレンジの花と麻と赤色の夏らしさを感じさせるリボン。
いろいろなものを試した結果、去年の6月頃に今の形に落ち着きました。
決め手は目立つ色
「お花はセブ島に行った時に一目惚れして売り子用に買って、リボンはおばあちゃんに一緒に選んでもらいました!
お花は、デイジーのオレンジ色で特に意味はなく決めましたが、目立つ色と小ぶりな大きさがお気に入りです!
大きすぎるのは女子っぽくなるため、自分のイメージに合う小さめで元気な色のものにしました!」
リボンと花の組み合わせ。売り子をしていた当時の私には思いつかなかった…
旅の想い出や家族への気持ちなどが、もえさんの花飾りには詰まっています。

巨人カラーだけど…
「色味がオレンジなため巨人ファンに間違われますが、高校野球が好きなこともあり特に決まった応援している球団はありません。
それでもやはり、巨人ファンには評判がいいです。」
そして、先述の目立つ色が効果を発揮しています。
「派手な色なので覚えてもらえることが多く、三塁側にいても一塁側から見えたから買いに来たよと言ってくださる方や、オレンジ色探してましたと言ってくださることが多くとても嬉しいです!」
売り子にとって遠くからでもお客さんが分かるということは一つの武器になります。
ビジター専門の売り子さんなんかは、チームごとに花やリボンに変化をつけるのも売り上げにつながるかもしれません。
自分がしっくりくるまでいろんな花やリボンを試してみるといいと思います。
私も旅先でお土産屋さんや現地のショップに行くと、「これ似合うかなー?」とかいっていまだに花のブローチを探しちゃいますが、これって売り子の職業病なのかも(笑)
責任と誇りの象徴
2020-06-13
売り子のシンボルともいうべき花飾り。
その一つ一つには、いろんなエピソードがあります。
今回は東京ドームの元売り子なおさんにお話を伺いました。

花遍歴
1年目:なし
2年目:自分で購入
3年目:売り場を引き継ぐ先輩のおさがり
4年目:違う売り場の先輩のおさがり
特に決まりがあるとか罰則があるわけではないのですが、暗黙の了解で花をつけるのは2年目からとされています。
なおさんも多分に漏れず、花をつけ始めたのはある程度技術がつきビールに定着できた二年目から。
「2年目になって自分で選んで買い、3年目でエリアを変更してからは、そのエリアを移動することになった尊敬する先輩のお花を頂きました。
4年目からは自分の実力を試したい気持ちもあり、当時の担当売り場とは関係のない、バックネット裏でお世話になった先輩のお花を着けて販売してました。」
(なおさんの詳しいインタビューはコチラ)
売り子の付ける花は、気分でコロコロ変えているわけではないんです。
その時の気持ちや状況や人間関係など、いろんな要素が詰まっています。

花を受け継ぐ効果
・お客様も引き継げる
「先輩方のお花を受け継ぐと、その先輩のお客様方が覚えていてくださり、打ち解けるきっかけになることができたので、お花は私のアピールポイントでもありました。」
となおさんが話してくれたように、ほとんどのお客様は顔や名前と同じように花も覚えてくれているので、先輩が引退して自分が新しく売り場を引き継ぐときなどは、特に重要な役割を果たしてくれます。
・やる気スイッチ
「先輩から受け継いだお花なので、責任感とプライドの象徴でもありました。
ユニホームに着替えてお花をつけるだけでやる気いっぱいになります!」
数多くの後輩の中から自分を選んでくれたという想いを無下にはできないので、気持ちの入り方もいい方向へと変わってきます。
周りからも"あの先輩の花付けてるのに売れないじゃん"とか思われたくないですし、プレッシャーにはなりますが、同時に気合を入れるための役割も果たしてくれます。

たかが花されど花。
「お花を忘れたり壊れて治していてお花がないとソワソワするし安心感もなくて100%の力を出せなかった気がします。
私にとっては可愛いだけのお花ではなく、大袈裟ですがお守りのような感じでした。」
譲ってくれる先輩も自分の花に対して相当な思い入れを持っているため、ただ同じ売り場の後輩だからといって貰えるわけではありません。
"私の花をつけてほしい!"とか"売り上げを抜いてほしい"という希望や期待を持たれるくらいの実力を身につけておく必要があります。
先輩の花を受け継げる売り子自体それほど多いわけではので、一種のステータスでもありますし状況によっては飛躍のチャンスでもあるでしょう。
花をつけてる売り子さんを見かけたら、その裏側にあるストーリーを想像してみるのも面白いかもしれません。
その一つ一つには、いろんなエピソードがあります。
今回は東京ドームの元売り子なおさんにお話を伺いました。

花遍歴
1年目:なし
2年目:自分で購入
3年目:売り場を引き継ぐ先輩のおさがり
4年目:違う売り場の先輩のおさがり
特に決まりがあるとか罰則があるわけではないのですが、暗黙の了解で花をつけるのは2年目からとされています。
なおさんも多分に漏れず、花をつけ始めたのはある程度技術がつきビールに定着できた二年目から。
「2年目になって自分で選んで買い、3年目でエリアを変更してからは、そのエリアを移動することになった尊敬する先輩のお花を頂きました。
4年目からは自分の実力を試したい気持ちもあり、当時の担当売り場とは関係のない、バックネット裏でお世話になった先輩のお花を着けて販売してました。」
(なおさんの詳しいインタビューはコチラ)
売り子の付ける花は、気分でコロコロ変えているわけではないんです。
その時の気持ちや状況や人間関係など、いろんな要素が詰まっています。

花を受け継ぐ効果
・お客様も引き継げる
「先輩方のお花を受け継ぐと、その先輩のお客様方が覚えていてくださり、打ち解けるきっかけになることができたので、お花は私のアピールポイントでもありました。」
となおさんが話してくれたように、ほとんどのお客様は顔や名前と同じように花も覚えてくれているので、先輩が引退して自分が新しく売り場を引き継ぐときなどは、特に重要な役割を果たしてくれます。
・やる気スイッチ
「先輩から受け継いだお花なので、責任感とプライドの象徴でもありました。
ユニホームに着替えてお花をつけるだけでやる気いっぱいになります!」
数多くの後輩の中から自分を選んでくれたという想いを無下にはできないので、気持ちの入り方もいい方向へと変わってきます。
周りからも"あの先輩の花付けてるのに売れないじゃん"とか思われたくないですし、プレッシャーにはなりますが、同時に気合を入れるための役割も果たしてくれます。

たかが花されど花。
「お花を忘れたり壊れて治していてお花がないとソワソワするし安心感もなくて100%の力を出せなかった気がします。
私にとっては可愛いだけのお花ではなく、大袈裟ですがお守りのような感じでした。」
譲ってくれる先輩も自分の花に対して相当な思い入れを持っているため、ただ同じ売り場の後輩だからといって貰えるわけではありません。
"私の花をつけてほしい!"とか"売り上げを抜いてほしい"という希望や期待を持たれるくらいの実力を身につけておく必要があります。
先輩の花を受け継げる売り子自体それほど多いわけではので、一種のステータスでもありますし状況によっては飛躍のチャンスでもあるでしょう。
花をつけてる売り子さんを見かけたら、その裏側にあるストーリーを想像してみるのも面白いかもしれません。
【新企画】お花のお話
2020-06-09
売り子の個性を表現するために重要な装飾品があります。
それは花とリボンです。
売り子さんによって花派かリボン派かはわかれるところではありますが、どちらにせよお客様に自分を覚えてもらうための大切なアイテムです。
私が売り子をしていた頃は、リボン派は少なくほとんど花のブローチが主流でしたが、現在ではリボンをするトップクラスの売り子さんも増えてきた印象があります。
ちなみに私は、自分の名前にちなんだ百合の花をモチーフにした白のブローチを付けていました。(もう10年近く前に辞めるときに後輩にあげちゃって写真が無いので申し訳ないです)
当時、1年目は花NGという暗黙の了解があって(どうやら今もあるみたいですね)、2年目になるや否や開幕に合わせてオーダーメイドで作りました。
やはり、花があるとお客様に覚えてもらいやすくなるのと、遠くからでも私だということがわかるので、杯数アップにはすごく繋がりました。
私が自分で作り、引退時には売り場とお客様を託すがごとく後輩に譲ったように、それぞれの花とリボンには伝統や思いがたくさん詰まっています。
今回も様々な売り子さんにお話を伺っているので、少しでも皆様に知っていただけたらと思います。
では更新をお楽しみに!!
それは花とリボンです。
売り子さんによって花派かリボン派かはわかれるところではありますが、どちらにせよお客様に自分を覚えてもらうための大切なアイテムです。
私が売り子をしていた頃は、リボン派は少なくほとんど花のブローチが主流でしたが、現在ではリボンをするトップクラスの売り子さんも増えてきた印象があります。
ちなみに私は、自分の名前にちなんだ百合の花をモチーフにした白のブローチを付けていました。(もう10年近く前に辞めるときに後輩にあげちゃって写真が無いので申し訳ないです)
当時、1年目は花NGという暗黙の了解があって(どうやら今もあるみたいですね)、2年目になるや否や開幕に合わせてオーダーメイドで作りました。
やはり、花があるとお客様に覚えてもらいやすくなるのと、遠くからでも私だということがわかるので、杯数アップにはすごく繋がりました。
私が自分で作り、引退時には売り場とお客様を託すがごとく後輩に譲ったように、それぞれの花とリボンには伝統や思いがたくさん詰まっています。
今回も様々な売り子さんにお話を伺っているので、少しでも皆様に知っていただけたらと思います。
では更新をお楽しみに!!