売り子通信 売り子の神髄
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売り子通信

競争こそ成長への近道

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第13弾はみささんです!
大学3年生という売り子としては遅めのデビューだった彼女が、最も競争が厳しいとされるメーカーの中で、どのようにビールの売り子として定着していったかをお伝えします!

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アメフトの学生トレーナーとしても忙しい日々を送っていたみささん。
売り子を始めたきっかけもかなり攻めたものでした!

「皆が簡単にできないようなバイトがしてみたくて「倍率高いバイト」って検索したら売り子が出てきたので、自分がどこまで通用するのか挑戦したいと思い応募しました!」

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チャンスは早めに訪れたそうですが、アサヒの荒波にもまれます。

「ありがたいことに1年目の序盤からビールをさせていただきました。
杯数が悪いと飲料に落ちたりはしていましたが、体力があったからだと思います。
入ってみて、やっぱり競争は激しいですし、ビール一杯の差で結果やシェアが大きく変わってくるので毎日緊張感を持って出勤してました。」

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意識していたことは、ただ売り子ということではなく"アサヒの売り子"だというプライドでした。
それが出勤率の上昇にもつながります。

「野球の試合はもちろん、コンサートやイベントも積極的に参加して、自分自身アサヒの売り子ということに誇りを持って仕事をしてました。」

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―そんなみささんの接客術は?

とにかく笑顔を絶やさないことを心がけていました☺️
どんなにしんどくて苦しくても笑顔!笑顔!真顔になることはまずなかったですね笑
あとは、あくまでも殆どのお客様は野球を観に来ているので、注ぐときの体制やHRが出たときは一緒に盛り上がったり応援したりと楽しんで売ってました😂
私は2年間しかなかったので、顧客回りはほんのわずかでほとんどが当客で勝負していましたね!
当客も時間が経てば顧客に変わっていったので、私は当客を大事にしていました!もちろん顧客はもうマブダチって感じですけどね😂」


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頂いたお写真からも人生を楽しんでいる様子がうかがえます!

「売り子を通して、コミュニケーション力と洞察力そして忍耐力は向上しました
お客様100人いれば100人違ったタイプの方ですし、飲むペースも全員違います。
だからこそコミュニケーションをとって、このお客様はどういうタイプなのかと言うことを見極めることによって仲良くなり、結果私自身こういった力を得ることができました!
あとはオフの時同期とは仲良いんですが、やはり試合が始まると同時にライバルになるので時にはメンタルが折れそうになる時もありましたが、切磋琢磨して販売していたので忍耐力も自ずとついてきましたね😌」

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最後に現役の売り子さんへメッセージを頂きました!

「売り子は青春です。一生記憶の中に残ります。上下関係は厳しいですが、その分頑張った人は評価されます。しんどくても笑顔で前向きにひたすら挑戦してください!結果は後からついてきます!!
たくさんビール買いに行きますね❤︎」

黄金ルーキーの現在地

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第11弾はマツコ会議でもお馴染みのカイヅちゃんです!
3年前に史上最速でビールを背負った彼女はいま、売り子としてどのように成長したのでしょうか。

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はいってすぐにテレビ番組で特集されましたね。
反応どのようなものだったのでしょう?

「お客様に「テレビの子だ!応援してるよ」と声をかけていただいたり、「注ぎ方上手になったね」など褒めていただいたりすることがたくさんありました!
昨シーズンでもたまにテレビで覚えてくれているお客様もいて嬉しかったです!
嬉しい気持ちもたくさんあった反面、テレビにでたことでのプレッシャーもありました
日々プレッシャーと戦いながら常に明るい接客とおもてなしの気持ちを忘れずに、選ばれる売り子さんになれるよう向上心をもって頑張る努力をしています。」


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彼女の売り場はバックネット裏。
どのような接客を心がけているのでしょうか。

「1人で観にくるくらい熱血の野球好きなお客様や年配の方が多いエリアなので、お話は短めにしたり、姿勢は特に低めにして販売したりすることを気をつけています!
シーズンチケットのお客様も多いので、一人一人の顔をしっかり覚えることも重要です。
また、野球についても少しでも多くの知識を得て、お客様にとって会話が少しでも楽しくなるような意識も心がけました!」


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カイヅちゃんに会えることを楽しみにしている方も多いと思います!
そんなお客様へメッセージをください!

「コロナウィルスの影響で大変ですが、みんなで乗り越えてまた東京ドームがたくさんの歓声で賑わう日が来ることを楽しみにしています!
その時はお客様にとって最高な日になるようビールでおもてなしさせてください!
私も外出自粛でお休みしてる分、働けるようになったら全力で明るい素敵な売り子さんを目指して頑張りたいと思っています!」

経験の為す売り子の悦

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第10弾はメットライフドームをはじめ様々球場での売り子経験をもつあみさんです!
今年で売り子4年目の彼女に、メジャーな球場から地方球場までいろんな球場の特色をお伺いします!

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―いままでに経験した球場を教えてください!

「メットライフドーム、東京ドーム、楽天生命パーク宮城、上毛新聞敷島球場、あとは熊谷ラグビー場で売り子をしました。」

―売り子を始めたきっかけは?

「大学生になってアルバイトを探していたんですけど、なかなか受からなくて(笑)、唯一受かったのがメラドでの売り子のアルバイトだったんです。
たまたま募集しているのを見つけて、野球が好きだし球場で働けたらいいなと思って軽い気持ちで応募しました。」


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東京ドームでも売り子を始めた彼女ですが環境の違いにとまどいも。

「球場が変わるとこんなにもすべてが異なるんだと戸惑いました。
特に強く感じたのは求められているモノ・コトの違いでした。
個人の杯数と自社のシェア、手際の良さなどが求められていて、それまであまりそういった部分に意識を置いていなかったので、新たな環境で自分自身を見直すきっかけにもなりました。」


他球場から東京ドームにきた売り子さんの多くは環境に戸惑いますが、あみさんはその経験をポジティブにとらえます。

「売の仕方に幅が増えたという点がプラスになりました。
売れる杯数やお客様の人数、販売できるエリアの広さなどドームと異なる点は多いですが、売れる波のピークが来ている時に格段に手際良く売れるようになったり、基本的なことですが、売りながらあの場所チャンスだなとかって周りを広く見られるようになったり、どれもちょっとしたことではあるんですけれど、違いを踏まえて少し活用していました。」


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―宮城で感じた違いは??

「背負ってたショルダーを売り終わった後に自分たちでしっかり綺麗にする点と杯数を自分でも管理する点が印象に残りました。
どちらもチェッカーにやってもらっていたことだったので、ありがたさを痛感しました。
(特に売り終わった後のショルダーは汗臭いはずなのに(笑))
キャッシュレス決済も印象に残りました。
決済するのに少し時間がかかるのですが、その間にお客様とコミュニケーションがとれるので、お客様との会話を売り子の楽しみのひとつにしている私にとっては嬉しかったですね。
(他球場と比べても特に)全体的に体育会系の部活動のような雰囲気があり、中高生時代に戻ったようで楽しかったです。」


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あみさんの特徴は地方でも売り子の経験があることです!
なかなか上毛で売り子をする機会はありません。

「上毛新聞敷島球場は私の地元にあって、高校野球を観るために本当によく通った球場だったんです。
だからその球場で売り子ができるということが嬉しくて、地元凱旋!!のような気持ちでした。
普段売っている野球場よりも規模が小さく通路も狭いため、周りのお客様の邪魔にならないように、普段よりも強く気をつけながら売りました。
また、チェッカーがいなかったりお金の管理もアナログだったりで大変でしたが、そういった面で初心に返って売り子をすることができたと思いましたし、改めて売り子の楽しさを実感できました。」


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さらに、昨年開催されたラグビーW杯でも売り子をしています!

「熊谷ではラグビーW杯の売り子をしたのですが、外国人の方が多くコミュニケーションの面で少し苦労しました。球場で売り子をしている時も、外国人の方に買っていただく機会があるので、売り子の話というよりは勉強の話になっちゃいますが、やっぱり英語はもっと勉強しておくべきだなあと感じました(笑)。
また、慣れない缶ビールで、素早くお客様を捌くことが出来なかったのが心残りでした。」


いろんな場所で売り子を通して貴重な経験を積んでいるあみさんが羨ましく感じました。
最後に再開を願うお客様にむけてメッセージを頂戴しました!

「いつかきっと来る、野球場で野球を楽しめる時に向けて。
いまを共に乗り越えられたらと、売り子として、野球ファンとして、願っています。
そしてその時に、みなさまに野球をより一層楽しんで頂くためのビールを提供できたら嬉しいです。」

ライトを照らす向日葵

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第9弾は東京ドームのライトで一時代を築いたまりなさんです!
なかなか困難な売り場で彼女がどのように杯数を作り出したのかを深く掘り下げます。

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学生生活の6年間を売り子に費やしたという彼女ですが、ビールに定着するのは3年目からだったそうです。

「それまでは休むことも多かったりで真剣に取り組んでなかったです。
ところが、2年目のシーズンが終わる時、仲良しの先輩に辞めるからその場所を引き継いでほしいって言われたんです。」


売り場はライト。
熱狂的かついつも変わらぬ顔ぶれのお客様が並ぶこの場所は、目の肥えたファンが多くなかなかの難所です。

「お客さんはいつもほぼ同じメンバーで、販売中の半分は立って応援しているっていう特殊な場所で(笑)
他社の売り子さんも入れ替わりのない、いつも同じメンバーで売り子するっていう中で、自分がいかにお客さんに顔を覚えてもらえるか買ってもらえるか考えました。
それに加えて先輩から引き継いだ大事な場所というのもあってプレッシャーも感じてました。。」


外野あるあるとでもいいますか、この売り場ならではの洗礼が彼女を襲います。
しかし、それと同時に受け入れてくれるのもライトの特徴です。
巨人に詳しくなればなるほど、自然と距離が縮まっていきます。

「オープン戦初日に売り子したときはすごく疎外感感じたのを覚えてます(笑)
他の売り子さんたちは「○○ちゃんおひさしぶりー!」と声をかけられてる中で「あの子誰?あー○○ちゃんの後輩ね、」みたいな視線を感じてました(笑)
その一方で「まりなでしょ?○○ちゃんから聞いてるよー!これからよろしくね!」
といった温かい言葉もかけてもらえて、「あー売り子っぽい!!!仲良くしてください!!」とお客さん達に対して思ったのも印象に残っています!笑
ライトスタンドのみなさんは本当に巨人が好きで、みんなで楽しく応援しようと考えてる人が多いように感じたので、私も巨人の選手のみなさんの応援歌やデータを覚えたり相手チームのざっくりとしたデータを覚えたりして、ビールを売るというよりは一緒に応援しようと思いました。
覚えるまではすごく大変でしたけど、最終的には売り子そっちのけでみなさんと巨人を応援してました(笑)


顧客がつく売り子さんは全員といっていいほど頭で考え自分のスタイルを完成させます。
しかし、何を考えどうしたらいいのかわからない子も多いと思います。
そんな子たちにむけて、まりなさんは優しく教えてくださいました。

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「意識として大切なことは、お客様の立場になって考えてみる。だと思います。
球場には静かに応援したい人、みんなでワイワイ応援したい人、様々な方がいらっしゃいます。
そんな方たちの応援のサポートをするのが売り子の仕事です。
なので、自分に求められているものは何なのか、ビールだけなのか、試合の話もするべきか、そういうことを考えてニーズに応えることはすごく大事だと思います。
それができるようになったら自分のキャラクターみたいなものが確立されるんじゃないかなーと思います。
また、みなさま楽しむために来ているので、笑顔も大事だと思います。全然売れなくて辛いときはたくさんありますが、そこで疲れを見せてしまったらお客様の気分を害してしまうかもしれません。
そういうことを考えて、どんなに辛くても笑顔を忘れない
どうしても笑顔を作るのが難しい時は、少し上を向くだけでも与える印象は全く違うと思います。
そういう小さな努力を見てくれてる人は必ずいて、「いつも頑張ってるよね」とか言われた時はもう泣きそうになるくらい嬉しいです!それがまたやる気につながって、、、っていう繰り返しで6年間続けられたんだと思います。
最初は売れたいって気持ちを少し抑えて、どうやったら自分もお客様も楽しめるかを考えて売り子してほしいなと思います。」


売り子としての杯数が伸び悩んでる子や、いまいち気持ちが乗っていない子はぜひとも参考にしてほしいです。
最後にまりなさんが売り子の仕事から得られたものや、人生に生かされていることを伺いました。

人のために働くことの意味を教えてもらいました!
一緒になって楽しんだり、負けた時は悲しんだり、お客様の気持ちに寄り添う。自分中心ではなくて、買ってくださるお客様がいるから自分がいるんだという謙虚さは忘れない
そして、第一に自分が楽しむ
この経験があったから、今の仕事を楽しみながら働けているんだと思います。
こうやって久々に売り子をやっていたときのことを思い出すと、仕事だけではなく、人生においてもこの経験を生かしていかないともったいないと改めて思いました!」


売り子の経験をしっかりと人生の糧にしているまりなさん。
彼女の未来は売り子をのとき以上に輝きそうな予感がします!

女王が女王たる所以

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第8弾はヤフオクドーム(現・福岡PayPayドーム)の女王として君臨していたゆりあさんです。
野球好きの友人から誘われ、学校から家が近かったことをきっかけに売り子を始めた女の子が、売り子に注いだ4年間の情熱をお伝えします。

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入ったころから出勤はよかったそうで、2年生からは3年連続皆勤も達成してます。
まず彼女の武器はその体力でしょう。
しかし、それだけで1位になれるほど甘い世界ではありません。

「売り子を始めてまず感じたのは、簡単には売れないなって思ったことですかね。
記憶力がよかったんですかね?(笑)とにかく、お客さんの飲むペース、杯数、よく座る席、好きな選手を全て覚えてました!
お客さんのタイミングでお声掛け、販売することを意識してました!」


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売り子をやるとわかるのですが、これがなかなか難しいんです。
販売前は今日のイメージをしながら臨むのですが、いざ試合が始まると考えていたことを実践する余裕もなくあっという間にその日が終わってしまうような。
その冷静かつ知的な姿勢が顧客の獲得につながります。

「1度買っていただいたお客様の顔をしっかりと記憶して、2回目以降も買ってもらうこと。
買っていただいた時の会話の内容を覚えておくことなどが、常連さんになっていただくためのコツだと思います。
お客様の特徴や会話内容は毎日ノートにつけてます。
そうして常連さんが増えたことが、結果的にやる気にもつながり、頑張ろうってモチベーションになっていきました!
ヤフオクは腕章がつくので、売上一位へのプレッシャーでシーズン前は不安になったこともありましたが、シーズンが始まればたくさんの常連さんが応援してくださったので成績も安定して販売できてました!
そして、お客様は疲れた顔をしている売り子からは買ってくれません。
なのでどれだけ疲れていても常に笑顔で接するように意識しています」


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売り子を通して人見知りの克服やコミュニケーション能力が身に付いたと語るゆりあさん。
現役の売り子さんに向けてエールもくださいました!

「人生で最も役に立ち、自信をくれた経験でした!
思うように売れなかったりきついことがあっても、打破するために頑張ることが大事なことだと思います!
楽しむことを忘れず素敵な思い出をたくさん作れますように♪みなさんの活躍を応援してます♡」


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杜の都の元気印

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第7弾は様々なメディアにご出演の経験があるひなさんです!
売り子以外にも通じる驚きの接客術をどうぞ!
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―まずは売り子歴と始めたきっかけを教えてください!

「売り子歴3年です!
始めたきっかけは毎日2万人以上のお客様に囲まれて出来るお仕事はなかなかないと思い貴重な経験ができると思ったからです!」


―売り子をしてみてイメージのギャップはありましたか?

「想像以上に体力勝負だなと思いました!
みんなニコニコしてるのがすごいと改めて思いました笑
それから女社会なのでピリピリしてるのかと思いましたが、みんなすごく仲が良くてサークル活動してるみたいな気分で楽しくお仕事出来るのがびっくりでした!」


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―私はバチバチ、ギスギスの世界でしか売り子をやったことがないので意外です(笑)
宮城では研修の段階でその子の特性に合った銘柄や配置を考慮してくれるらしいので、それほど閉塞感や不満が生まれにくいそうですが、苦労した部分はありますか?

「私に関しては特に苦労は無かったのです!!!
しいて言うならたぶん12球団の中でも1番と言っていいほどルールが多いと思います!
新人の子はそれを覚えるのが大変なのかなと思います!」


―順風満帆の売り子生活で羨ましいです!

「1ヶ月目の最高杯数は50杯くらいで私も売れない時期はありましたよ!笑
最初はひたすら動いてました!
売り子がいない列にはとりあえず入るみたいな感じですね!
今もそーゆーところはありますが、卒業していった先輩達から学んだことを活かしながらいろいろ考えながら販売しています!あとはお客様ファーストの接客が出来ているのかという所を常に意識して更に満足してもらえるように研究をしています!」


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―ひなさんの特徴はどんなところですか?

「売れてる売り子さんは常連さんが多いと思いますが私は新規のお客様やあまり球場に来られない方(会社での招待で来たサラリーマンの方は買ってくれるお客様の比率で最も高いと思います笑)がその日に私から何回も買ってくれるというのが多いです!
ここは他の売れてる売り子さんとは違うところだと思います笑」


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ここからは現役の売り子さんにも参考にしてほしいポイントです!

「私独自のポイントだと、
・階段を下った時にピッチャーが投げる瞬間であれば販売を中止してその場にしゃがみ観戦妨害にならないようにします!
・あとは雨が降ってる日はお客様が座席に着く前であれば自分のタオルで座席を拭いたり、
・飲みすぎてるお客様には水分を取ってくださいという言葉をかけたり時にはビールを提供しない時もあります!笑
・あとはラッキーセブンの曲が始まったタイミングで風船を購入してきたお客様には風船を飛ばすタイミングが遅くならないように一緒に風船を膨らましてあげたりもしました笑
・年配のお客様や海外から来てるお客様はキャッシュレス決済がわからないことがあるので接客時間が多少長くなっても丁寧に説明をしています!
・あとはすごく特例ですが、迷子になってそうな子供に声をかけたり、体調が悪い方を見かけたらダッシュで警備の方を呼んだりっていうのは必ずしています!
これは挙げだしたらキリがないですね笑」


―売り子の仕事を経験してよかったことをおしえてください!

「売り子ってすごく大変なお仕事だからこそやり切った時の達成感がハンパじゃないしそれを達成できたことが自信になり、なにかマイナスなことがあっても自分なら出来る!っていう気持ちが出てくるのでそれは売り子の経験をしてて良かったことです!
あとは相手の立場になって考えるというのことが自然に出来るようになったと思います!私もまだまだですが前よりは出来るようになったと思います笑
この2つが1番大きいですかね!」


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売り子を始めようか迷っている子たちにもエールを頂きました!

「コロナでプロ野球もいつ始まるかわからない状態ですが、売り子さんは必ず必要とされるお仕事だと私は思います!
辛いこともありますが、その分楽しいこと嬉しいこと達成感はどこのバイトでも味わえないくらい経験出来ると思います!
一緒にプロ野球を盛り上げる仲間になりましょう!!」

美しき売り子の具現化

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第6弾は先日公開したギャラリー集が、この1ヶ月でトップのアクセス数を記録したなおさんです。
そんな彼女の売り子に対するひたむきな姿勢をご紹介いたします。

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広島から上京後、誰もが知ってる場所で働きたいとの思いから東京ドームで売り子をすることを決めたなおさん。
売り子になったときから全力で打ち込み、一年目からシフトには皆勤で入っていたものの、なかなかビールに定着できずに、ビールのチャンスをもらえても、結果が出なければウィスキーに降格する日々を送っていたそうですが、2年目のシーズンに入ってすぐ転機が訪れます。

「その年はプロ野球の開幕前にWBCが開催された年でした。
先輩方と共有する時間が増えた中で、アドバイスをもらいながら、徐々に売り方のコツを学び、切磋琢磨できたことが結果につながり、ビール定着へのきっかけとなりました。
それに加えて、1年目に頑張った姿をお客様が見てくださっていて応援してくださる方が増えたこともビールに定着できた要因です。」


念願のビールへの切符をつかんだものの、与えられた売り場は激戦区のバックネット裏。
この場所はある程度お客様が固定化されており、新規を獲得するのが難しいとされます。

「なかなか理想の売上には程遠く、昨日よりは今日、今日よりは明日という形で少しずつ杯数を伸ばしていければと、、でも現状に満足はできない感じでした。」

と語るなおさん。
しかし、粘り強く自分にできることを続けていると徐々に変化が。

「多くのお客さんが自分の頑張りや成長を常に見てくださっていたことが大きかったです。
1試合1試合丁寧に気を抜かず、売れない試合も諦めず常に笑顔、一人一人丁寧な接客を心がけていると自然とお客さんの数が増えていきました。」


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頭ではわかっていても、美しい接客を続けることは簡単なことではありません。
売れない試合なら特に。
そんなときは仲間が、時にはお客様が力をくれました。

「後輩も入ってくるのでそれに負けないプライドと、同期先輩と切磋琢磨することでモチベーションを保つことができたと思います。
売れない時でも今先輩は笑顔で頑張っているんだと思うと頑張ろと思えますし、お客様から辛い時は少し休んで行きなと優しい言葉をかけてもらえたことも支えになったと思います。」


そして一年後、二度目の転機が訪れます。
バックネット裏からオレンジシートのある1塁ポールエリアに配置換えされたのです。

「ポールは私が尊敬していた先輩の場所でした。
その方が引退するにあたって、そこを引き継ぐ形で配置が変わったのでためらいはなかったです。
先輩が築き上げてくれた場所をしっかりと引き継いで行かなければなと身が引き締まる思いでした」


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普通であればある程度自分のポジションを掴んでいると、他の売り場へ移るときには恐怖心や或いは慢心が生まれがちなものですが、場所がかわってもなおさんの強みが生きます。

「元々バックネット裏でやっていたこともあり、接客においての丁寧さ姿勢は常に気を使っていました。
東京ドームでは結構立ちながら注ぐことが多いですが、私は必ずどの売り場でも膝をついてお客様の目線と同じ目線で注いでいました。
姿勢が猫背な売り子は自信のないように見えますし、"売れてないのかな?""ぬるいのかな?"と思わせてしまうので姿勢は常に意識していました。
あとは常に視野を広くして、お客様の声をすぐにキャッチできるようにも心がけてましたね。」


元々の性格からあふれ出すお客様への心遣いと、先輩たちから学んだ経験と技術が合わさって彼女を特別な売り子にしたのでした。
最後に売り子から得たものを教えてくださいました。

「なによりも最高の仲間とお客さんに出会えたことです。
もともと人見知りだったのですが、人見知りもなくなり、相手の懐に入り込むのが得意になりました」


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インタビュー後にお礼のメールを送ると、

「私自身も売り子をしていた時を思い出して改めて社会人としても頑張らないとなと思えました。ありがとうございます」

とのお返事が。
聞き手の私にも感謝の言葉をくださったなおさんは、美しさに優しさと心遣いを兼ね備えたステキなお姉さんでした。

女王の極意

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第5弾はかつて東京ドームで売上ナンバーワンに君臨した青野夏稀さんです。

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現在は女優として活躍するなつきさん。
順風満帆に見える彼女ですが、そこには知られざる葛藤や苦悩がありました。
女王の知られざるお話しを伺いました。

「高校2年生から始めたのですが、当時は部活をやっていて文化祭で引退だったので、売り子だけに専念するわけにはいかず、サワーやポールスターを背負ったり、カットされたりされてました。
まだ売り子という職が有名じゃなかった頃で、始めたきっかけも友達がやっていて人が足りてないから入って欲しいというものでした。」


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しかし、高校を卒業した翌年からは瞬く間に一位へ!

「二年間の下積みがあったおかげで場内で先輩を見たり、どのタイミングまでビールが売れ続けるのか見定める時間があったのですぐにコツを掴めたのと、自分にあった売り方を考えて行動に移したことで急に売れるようになりましたね。」

なつきさんの生まれ持った美貌と、頭の良さがその後何年も連続で売上1位をとる伝説を作る礎になったようです。
しかし、若くして一位になったが故に、いろんなものとの戦いがあったといいます。

「他の会社と杯数を競う上で、何があっても舐められないようにしてたのと、汚いやり方は絶対にしないことだけを心がけて、他社の売れてる方の杯数をずっと気にしながら自分とも戦ってました。
友達や周りからの“一位だもんね”というプレッシャーも正直キツかったですね。」


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売上ナンバーワンの女王にしかわかり得ない苦悩…
そんな彼女を勇気づけたのは、彼女の気持ちを唯一知る先代からのエールでした。

「先代のひまわりをつけていた方に、一位を死守し続けて頑張ってねっていわれた言葉で頑張れてたと思います。
気を抜くところはとことん抜いて、踏ん張らなきゃ行けないときは無理するくらい踏ん張る、くらいのバランスでやってましたね。
もちろん自社のチェッカーさんやお偉いさんの方たちが私のことを前向きにサポートをしてくれてたことも心の支えだったと思います。
本当に感謝しかありません。」

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先代から譲り受けた、ひまわりの花飾りとともに試合に臨んできたなつきさん。
ナンバーワンとして君臨する中、次々と台頭してくる若い世代には女王らしく立ちはだかります。

「自社を引っ張っていただきたかったので、言葉はとっても悪いと思いますが、抜けれるもんなら抜いてみろ!くらいの強い気持ちでいました。
でも今考えるとそれは良くなかったのかなとも思います。笑」


「引退する際に泣いてくれるお客さんがいた時には、やっていてよかったなぁとほんと思いましたね」と語る。
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厳しい言葉の裏には、大きな愛情を感じました。
最後に売り子界の課題と現役の売り子さんたちにむけて力強いエールを頂きました!

「体育会系のバイトということもあり上下関係がやはり厳しいところは多いのかなと思いますが、それよりも売り子は杯数主義だと思うので下の世代の子たちが杯数を取るために伸び伸び成長できる環境があればいいかなと思います。
表にはキラキラ見えるものでも裏では辛いことや苦しいこと、様々な葛藤があると思います。
一年で辞めてしまう子などもかなり多いですし。
ですが球場でアルコールを販売できることを誇りに持って頑張って欲しいですね!」


熱い想いを胸に、これからのさらなるご活躍に期待です!!

世界のSURUGA、かく語りき

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
第4弾は売り子通信ではお馴染みの元ナゴヤドーム売り子の駿河さんです!
数々のユニークな表情を見せてくれた彼女の素顔に迫ります

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―売り子になったきっかけを教えてください

「人生一度きりなので、いつでも誰でもが出来てしまうバイトでなく、今だからこそできるバイトをしたいと思って応募しました!」

いかにも駿河さんらしい理由です!
大学二年生で売り子の世界に飛び込んだ彼女ですが、なかなか思うようにいかず、杯数を伸ばしていく同期や後輩に焦りも…

「華やかな世界だな~って思ってたんですけど、華やかっていうより本当に一つのスポーツってくらい体力勝負で競争社会でした。。
同期の仲良い子とか後輩達がどんどん売れてく中で私だけ取り残されてる感覚があって、ああこのままくすぶって終わるんだ~ってわりと最後の方まで思ってました(笑)
ほぼほぼ苦しい思い出ばっかですよ!(笑)」


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出勤数も少なく基地の場所もなかなか定まらず、お客様のあいだでは行方不明説まで出てたたという駿河さん(笑)
当時の自分を振り返っていただくと…

「んーー、販売スピードの違いとか、あとは疲れてきちゃうと自分は笑顔のつもりなんですけどやばい顔になってるらしくて、顔死んでるよ!って笑われてました(笑)
たぶんそこらへんの意識の違いかな~って思ってました」


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たしかに、お客さんから指摘されて初めて自分の顔のひどさに気づかされることは私も度々ありました(笑)
しかし、その中で自分のスタイルを見つけ出します。

「なんとなくですけど、女性のお客さんが好いてくださる事が多かったです!
おばあさんとかは、隣座ってきな~って言ってくださったり(笑)
完全に女受けでしたが私の特徴だったと思います(笑)
あとはたくさん喋ったお客さんは分かってくださるんですけど、見た目と中身のギャップ?みたいなやつが面白いって言ってくださる方も多かったので、そこは話せば武器になるところだったのかなと思ってます!」


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そして、かけがえのない売り子仲間との出会い。
売り子の世界に勇気を出して飛び込んだ、当時の自分に感謝してるといいます。

「売り子をやってよかったことは、みんなという事同じかもしれないですけど、やっぱり一生物の友達でありライバル達に出会えた事ですかね!
学校の子達より家族よりも一緒にいた存在だと思います!
同じ基地になればお互いを蹴落とすかのように真剣勝負で戦うんですけど、試合が終わればケロッとしてみんなでご飯に行ったりする時間が何にも変えがたい大切で大好きな時間でした!
確かに勝負事の世界ですれ違ったりすることもあったけど、それも全部ひっくるめて大切な思い出なので、大学2年生の自分に売り子始めてくれてありがとうって言いたいです!」


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最後に現役の売り子さんと売り子になりたい子たちへメッセージをいただきました!

「順位にこだわるのも大切だけど、仲間との時間を大切に楽しんで欲しいです!
売り子やろうか迷ってる子達は、迷わず飛び込んでみて欲しいなって思います!やらない後悔よりやった後悔!です!(笑)」


終始明るく元気に答えてくださった駿河さんは、ナゴヤドームが誇る世界のSURUGAでした。

知られざるペプシに迫る!

【売り子の神髄】
第3弾はフリーランスのインフルエンサーとしてライターなどで活躍中の小林由依さんです。



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大学時代の3年間を東京ドームで過ごした彼女の品目はアルコールではなくソフトドリンク、しかもペプシコーラに特化した売り子さんでした。

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今回はビールとはひと味違った世界をお届けします。

―売り子になったきっかけは?

「売り子をする前はたい焼き屋さんでバイトしていました。
でも普通の接客ではなく、人とは少し違った変わったバイトがしたいと思ったんです。
もともと目立つことと体を動かすことが好きだったので、それを活かせるバイトがないかと探していたところ売り子に辿り着きました。
知り合いの知り合いが売り子をしていて、「疲れるけどとにかく楽しい!」と言っていたことも後押しになりました。」


―ペプシコーラ専属の理由は何でしょう?

「私がアルコール飲めないので、売るならソフトドリンクがいいかなと思ったからです!
コカコーラもありましたが、制服が好きなペプシの方にしました。」


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なるほど。お客様の気持ちに寄り添うことがよりできるかもしれません。
お話しを伺っていると、アルコールとの売れ方の共通するところと異なるところが浮き彫りになります。

「売れるのは巨人が勝っていて調子がいいとき、攻守交替のタイミングなどです!
デイゲームかナイターだと、デイの方が売れます。
買ってくれる層が子供とか親御さんも多いので、そことの交流も楽しかったです!」


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びっくり!デーゲームのほうが売れるというのは、アルコールはまず有り得ません。
東京ドームの場合はアルコールとソフドリとでは販売時間も違うので、お客様へのアプローチも変わってくるようです。

「一塁の巨人側担当だったので
オレンジシートの固定のお客さんに試合前&試合後には必ず行くこと、
団体のお客さんを狙っていくこと、
試合がかなり盛り上がっているときや逆に負けていて一塁側が沈んでいる時はガンガンいかず控えめにアプローチはすること
を意識していました!」


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さらに3つの決まり事も

「気をつけていたのは、
・一回買ってもらったお客さんの顔と座席を覚える、
・ハキハキ喋る、
・嫌なことがあっても顔に出さず常に笑顔
の三点を心がけていました」


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安定して売り上げる売り子さんには自分の中のルールを持っている子が多い印象です。
最後に、ペプシコーラの魅力を語っていただきました!

「ソフトドリンクの売り子はビールと比べたら目立つ機会は少ないかもしれませんが、子供のお客さんなども多く、やりがいのあるお仕事です☺︎
アットホームでみんなの仲もいいので、私自身もとっても楽しく働けていました!
みなさん東京ドームを訪れた際は、ぜひペプシコーラを買ってみてくださいね」


ありがとうございます!これからのより一層の活躍に目が離せません!!

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