売り子の活路
2020-05-25

以前コチラの記事で、アプリなどを使って売り子を呼び出すようなサービスは、売り子文化の根付く大きな球場では難しいのではないかという趣旨のことを書きました。
しかし、ソーシャルディスタンスなどが要求される現状で、売り子に雇用を生み出すためにはこのサービスが生かせるのではないかと思ったのです。
売り子さんも営業できたそうで、少し希望の持てるニュースでした🥺 https://t.co/YLqugHeuQQ
— ビールの売り子通信 (@beergirl_uriko) May 21, 2020
100席に1人
5月21日に12球団に先駆けて、広島カープが客入りでの練習を行いました。
このニュースによると、この日に招待されたお客さんの数は125組340人。
これに対して、マツダスタジアムのキャパシティーは33,000人。
約100席に1人の割合でしかお客さんがいないわけです。
売り子がこれだけ広いエリアを回ることは、負担が大きいうえに効率的とは言えず、人件費に見合う収益は得られないと思います。
ただ、座席で飲み物を注文したい人はいるはず。
そこで、このサービスがあれば最低限の労力と人員の動員で、球場全体をまかなえるのではないかと思ったわけです。
課題
ビール基地からの距離
ビールの配球場所や売り子の待機場所から近いエリアの席には迅速に供給できるでしょうが、遠い座席はどの球場にも存在し、そこにいるお客さんには望まれるようなスピードでのビールの提供は難しそうです。
樽を背負って座席に向かうのか、カップに注いだ状態でもっていくのか、その道中で注文を受けた場合は対応できるのか、などの問題も出てくる気がします。
アプリ導入コスト
基本的にこのような新システムを取り入れるときには時間とお金がかかります。
仮に6月19日にプロ野球が開幕するとなると、とても間に合いません。
導入されたときには、事態が収束しサービスそのものが不要になってしまうリスクも伴います。
初の客入れを実施したこの日はお試し要素もあり、継続して同じような規模での客入れや、売り子の出勤があるかはわかりませんが、少しでもお客様と売り子さんの双方に安全かつ負担の無い形での販売が可能になるべく改善がなされるでしょう。
雇用の確保
もちろん私は売り子さんが樽を背負って歩き回るスタイルが大好きですが、それだと現状さまざまな解決しなければならない問題があります。
しかし、仕方ないと時間の経過を待つばかりでは、おそらく売り子のような職種は一番後回しにされる気がして心もとないのです。
今回は、少しでも売り子さんに雇用が生まれればと思い綴りました。
できることを考えて始める。
そうして、一歩ずつ元の形に近づければいいですね。
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