売り子通信広島のギネスホルダー

広島のギネスホルダー

2020-06-07

売り子から売り子へのインタビュー「売り子の神髄」
1st シーズン最終回を飾るのは元マツダスタジアムの女王みきさんです！

小さい頃から野球をテレビで父親と一緒に見ていて、何となく売り子の存在を知り大学の入学と同時に売り子の道へ。
ただただかっこいいなっていう憧れから始め、学部が6年制だったこともあり、その6年間を丸々売り子に捧げました。
始めたころは売り方もよくわからず、残っているのは筋肉痛の印象だけ。
売れている先輩やお客さんから差し入れをもらっている先輩たちをみて、常連さんを作りたいという意識が少しずつ生まれてきます。

常に明るく笑顔で売る！
これが意識していたことだとみきさんはいいます。
疲れてる顔を見せずに常に明るく！
当たり前のことかもしれせんが、それを継続することも売り子の力。
元気！やる気！笑顔！この3つの心がけはどんな売り子さんにも当てはまるでしょう。

特技を活かすことも大切です。
「人の顔を覚えることがわりと得意なんです。
なので、特に2回目を買ってくれたお客様には声かけしたり、さらにまた買ってくれるように努力してました！」

効率よく回る
マツダスタジアムは、売る時間は4時間もないので、その間でいかに効率よくお客さんを大切にして売るかを考えてました。
そして、その中にも気遣いを入れる。
例えば、1番上のお客さんが先に手をあげて、登ってる途中に近くの人に頼まれてもとりあえず先に挙げた方に売るように順番を守るとか。

販売エリアは、ステーション（樽交換をする場所）が1塁側と3塁側で2つあって、毎日交互になります。
売る場所は、どこでも1塁側でも3塁側でも大丈夫なんですけど、樽を変えるためのステーションは決められた方に帰らなければなりません！
なので、1塁側のステーションなのに、3塁側まで売りにいったらその分ロスって感じですかね。
私は、どっち側にも常連さんがいたので、逆側のステーションでも絶対に1日に1回は顔出すようにしています！
特にパフォーマンス席は必ず行きますね！
ただ、やっぱり逆側に売りに行くってなったら 5回裏以降になります。
販売終了時間が8表とかまでなので、様子を見ながら顔出しに行きます。

福岡での売り子経験もあるみきさん

お客様のカープ愛
いやあすごいですね笑笑広島の人たちのカープ愛は！笑
阪神戦なんかは、熱があがって、特にビジパフォなんかは凄いことになりますけど。
暖かくて優しいお客さんが多いです。
野外のスタジアムってこともあってよく飲んでくれると思います！
どの球場も同じかもしれませんが、点数とか入ったりしたら、知らない人も一緒に応援のバッドのやつでハイタッチしてます！

売り子の財産
やっぱり 常連さんがたくさんついてくれたことですかね。
150人から200人はいると思います。
わざわざ見つけにきてくれたり、遠くから叫んだり走って追いかけてきてくれたり。
めっちゃ嬉しいです。
あと、やっぱり1番の財産は今までたくさんの売り子がいる中で、マツダスタジアムのキリンの1日の売り上げ歴代杯数1位をもっていることです！
私たちではギネスって言うんですけど。
それはとても誇りに思います！

「ワカコ酒」という漫画のモデルにもなっています。

最後まで読んでいただきありがとうございます☺️
売り子！これは私にとって一生の財産で一生自慢できる思い出になりました！
今まで買って下さったお客様たちのおかげです。とても感謝してます。
なんでも必死にやろうと思えば結果はついてくると信じて、売り子現役の方も頑張って欲しいなと思います。